裏通りの"にい" [1]
町のかげ、大通りのうら。
光は入らず、いつも暗い。
小さな広場のようになったところだけは明るい。ここにはものがたくさんおいてある。
つんである。
すてられてる。
わたしも、ここに置かれていた。
"にい"に、拾ってもらった。
"にい"は、拾う。"にい"は、直す。"にい"は、教える。
"にい"に直してもらったら、"にい"のお手伝いをして、直し方を覚える。だから、"にい"はいつもみんなに囲まれてる。
町のかげ、大通りのうら。
光は入らず、いつも暗い。
小さな広場のようになったところだけは明るい。ここにはものがたくさんおいてある。
つんである。
すてられてる。
わたしも、ここに置かれていた。
"にい"に、拾ってもらった。
"にい"は、拾う。"にい"は、直す。"にい"は、教える。
"にい"に直してもらったら、"にい"のお手伝いをして、直し方を覚える。だから、"にい"はいつもみんなに囲まれてる。